コロナ禍によりこれまで以上に減少したクリーニングの利用機会。このプランは、「日常的な洗濯の悩み」に焦点をあてることで、苦境にあるクリーニング店と、その地域に住む人の両方をHAPPYにする新しいサービスの提案です。
ここ1~2年でクリーニング店の利用回数が減った人は多いのではないでしょうか?
コロナ禍において、人が集まる冠婚葬祭やパーティ等の機会は激減しました。また一方では、テレワークが進み、ビジネスウェアのカジュアル化が加速。それらの変化のあおりを受けた結果、フォーマルウエアやビジネススーツ、ワイシャツ等のクリーニング需要の減少は避けられず、クリーニング業界は今、苦境に追い込まれています。
私自身も、新型コロナウイルス感染拡大前は、毎週、家族のワイシャツをクリーニングに出していましたが、今は働き方の変化により、ほとんど利用する機会はなくなってしまいました。
そして先日、久しぶりに以前利用していた近所のクリーニング店の前を通りがかった際に、そのお店が閉店したことを知り、どこか申し訳ない気持ちを感じたりしました。
これからもワクチン接種が進めば、冠婚葬祭は以前のように行われるようになるかもしれない一方で、テレワークは新しい働き方として定着する動きもみられています。人々のビジネス服に対する意識が変わると、今後もクリーニング需要は大きく回復せず、地域から少しずつ消えていってしまうかもしれません。
そんなクリーニング店の苦しい状況を、どうにかできないか?と思い、注目したのが、今までとは違うターゲット・ニーズの開拓です。
これまでのクリーニングは、「特別な衣類」や「ビジネス用の衣類」が対象となることが多かったなかで、このプランでは、生活に密着するクリーニング店として「地域に住む人の日常服」、そしてなかでも「服を汚しがちな小さな子どものいるファミリー」のニーズに着目。
子どもは、食べ物を上手に口に運ぶことができないことにより食べこぼして服にシミをつけたり、遊びやスポーツをすることによる泥汚れも日常茶飯事。本当に服をよく汚します。
子どもが服を汚すのは、元気な証拠、と頭ではわかっていながら、その頑固な汚れに頭を悩ませるパパやママたちがたくさんいるのでは・・。
そんなふうに育児に奮闘する人たちならではの、日常的な困りごとに寄り添うサブスクリプションサービスがあったらいいなと、このプランを考えました。
クリーニング店が、子育て中のファミリーの日常において繰り返される普遍的な洗濯に関するお手伝いを通じて、その子どもの成長も一緒に見守っていく。そんなことができれば、クリーニング店はその地域に住む家族にとって、きっと欠かせない存在になる。この企画を通じて、苦しい状況にあるクリーニング店も、日々奮闘する子育てファミリーにも、HAPPYがうまれますように。
そんな想いを込めました。
コロナ禍で大きな打撃を受けたクリーニング業界が、少しでも上向くとともに、ニューノーマルな暮らしにおいてもずっと、地域の人に頼られ、必要とされるお店であり続けるきっかけになるといいなと思っています。