2021.10.01

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2022年のマーケットチャンスをつかむ!2022年 注目事象

2022年のマーケットチャンスをつかむ!2022年 注目事象

10月に突入し、2021年もあと約3か月となりました。2022年の事業計画や年間計画を立てている方、これから本格的に取り組まれる方も多いのではないでしょうか。
生活者に自社の売り場・商品・サービスを選んでもらうためには、生活者の行動・価値観をしっかり把握して、生活者のニーズに合わせた提案をしていくことが重要です。

そんな場面で皆様をサポートするツールとして、株式会社クレオでは毎年10月に『生活行動カレンダー』というマーケティングブックを発行しております。社会動向の変化に伴って生まれる生活トレンドや新しい暮らし行動を、生活者の立場に立った”生活者視点”で描いているのが特徴です。また、その中の「注目事象」という項目では、翌年のマーケットチャンスとして、政治・経済・イベントや生活歳事といった幅広い視点から注目すべき事象についてまとめています。

当記事では、本日2021年10月1日(金)に発行いたしました『’22生活行動カレンダー』掲載の、「2022年の注目事象」についてご紹介いたします。2022年のマーケットチャンスを捉える手がかりとして、ぜひご活用ください。

はじめに

2022年の注目事象は、2022年の取り組みを考える上で重要な事象について、「年間動向」「注目時事」「注目トピックス」の3つに分けてまとめています。
これからその3つについて、『’22生活行動カレンダー』掲載の内容から抜粋してご紹介していきます。
(「2022年の注目事象」の全内容や「生活行動カレンダー」をより詳しくご覧になりたい方は、『’22生活行動カレンダー』を こちらにてご購入いただくことが可能です。)

2022年の「年間動向」

「年間動向」では、一年の動きを全体的に把握できるよう、注目の事象を一覧化した年間スケジュールや、年間通じて意識すべきコロナ動向・消費動向・生活者の意向について、取り組みのポイントと共にまとめています。

2022年にまずおさえておくべきは、やはり新型コロナウイルスの動向です。
政府は2021年秋に希望者に対するワクチン接種終了を目指しており、集団免疫獲得の兆しが見え始めると人の動きが広がっていくと予測されます。ワクチン接種を受けた時期が早い高齢者から動きが始まっており、若い年代にも広がっていきます。変異株の流行などで先行きの不透明感は否めませんが、コロナ禍で我慢していた消費は動き出すと見込まれます。2022年は、外食やワンマイルレジャーなど近場の外レジャーから消費が動き、国内旅行、海外旅行など順に復活しそうです。海外旅行のニーズやインバウンドマーケットは、国内外でワクチン接種が進み観光目的での国際的な移動の制約や入国後の行動制限などの緩和によって活性化していくと予測されます。

 

2022年の「注目時事」

「注目時事」では、生活者の行動や消費・価値観の変化に影響を与えそうなスポーツイベントや法制度をピックアップし、取り組みのポイントと共にご紹介していきます。

2022年は国際的なスポーツ大会の開催が続きます。2月の「第24回オリンピック冬季競技大会」、11月~12月の「2022 FIFA ワールドカップカタール大会」などが開催予定です。スポーツに関連したマーケットの拡大だけでなく、選手の応援などで気分が盛り上がり、消費モチベーションを高めるタイミングとなるでしょう。
法制度では、成年年齢が18歳に引き下げられる法律、男性の育休取得を促す法律、長い期間働ける社会基盤づくりを目指す年金制度を改正する法律などが施行されます。若者の自己決定権の尊重やジェンダーギャップの解消、高齢者の消費拡大に繋がると予測されます。

 

2022年の「注目トピックス」:生活歳事関連

「注目トピックス」では、「年間動向」「注目時事」以外で2022年に注目すべき事象として、「SDGs」「クロステック」「注目地域」「生活歳事」について、取り組みのポイントと共に取り上げています。
ここでは、当社が長年研究と分析を重ねている、生活者の消費モチベーションを考える上で重要な「生活歳事」について触れていきます。

<歳事の日まわり>

歳事の日まわりは、その取り組みについて考える上でとても重要です。その歳事が平日なのか休日なのか、連休となるのかは、その歳事に対する生活者の関わり方(行動やマインド)を大きく左右します。
例えば、2022年はクリスマスブ・クリスマスが週末にあたりますが、平日の場合と比べるとどのような変化がありそうか見ていきます。

クリスマスイブ、クリスマスが土日

2022年のクリスマスイブ(12月24日)は土曜日。過去の実施率から考えると、クリスマスイブが平日にあたる年と比較して、クリスマスイブにパーティが集中しやすい日まわりと言えます。コロナ禍であった2020年のクリスマスは、コロナ禍前の2019年と比べて一人で過ごす人が増加・友人と過ごす人は減少しましたが、2022年の年末は新型コロナウイルスの収束が期待できるため、友人や家族など複数人で楽しむパーティ提案に商機がありそうです。

その他、日まわりの観点で注目の主な歳事は以下です。

  • 3連休が多い(10回)
  • バレンタインデー、ホワイトデー、ハロウィンは月曜日
  • 夏の土用の丑、十五夜、十三夜は土曜日
  • スポーツの日で10月の3連休復活

 

<2022年の歳事トレンド>

歳事の取り組みを考える際には、日まわりに加えて、その時々の生活者の価値観・ニーズ・新しい暮らし行動等のトレンドを捉えることも重要です。そういったトレンドを各歳事の要素と掛け合わせることで、生活者の消費マインドを刺激する提案となります。
下記は、2022年の歳事に影響を与えそうなトレンド・キーワードです。

このトレンド・キーワードが歳事の取り組みにどのような影響を与えるか、「三世代交流」を例にご紹介します。

【三世代交流】

コロナ禍では同居家族など限られた中での交流が中心でしたが、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み感染拡大が落ち着いてくると、離れて暮らす祖父母や孫との三世代消費が復活・活性化すると見込まれます。そのため2022年は三世代のコミュニケーションを楽しむ機会として、「伝統行事」や「お盆・年末年始の帰省」などの、ハレのシーンが注目されると予測できます。
 

おわりに

事業計画や年間計画等、あらゆる販促計画を立てる上では、生活者の感覚とズレのない提案・消費のモチベーションを高める取り組みにすることが重要です。
そのためには、生活者の現状の実態把握に加え、これからどんな行動・ニーズ・価値観が生まれそうか、半歩先の生活者インサイト、生活者潮流を発見・予測し、先を見越した提案をしていく必要があります。そういった場面において、本記事でご紹介した「2022年の注目事象」の内容や「‘22生活行動カレンダー」は、より精度の高い提案活動の一助になると思いますので、ご活用いただけますと幸いです。

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出典:(株)クレオ 生活行動研究室「2022年の注目事象」

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最終更新日:2021年12月28日

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