2025.12.19
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猛暑における生活者心理(マインド)から、“夏の長期化”における取り組みポイントを探る!

現在、気候変動や物価高騰など、生活者を取り巻く環境が目まぐるしく変化し、先を見通すことが難しくなっています。先行き不透明感が増す中、B to Cのマーケティング活動においては、生活者ニーズに合致した共感性の高い訴求戦略がより一層大事になると考えられます。
こうした課題のもとクレオは、生活者の購買行動を理解するだけでなく、その背景にある「生活者心理(マインド)」を読み解いて施策に活かす「生活者マインド・マーケティング」の有用性を、直近のレポート共感を生む「生活者マインド・マーケティング」とはでお伝えしました。
今回は、昨今消費を左右する事象として注目されている、“夏の長期化”によって生じている生活者心理(マインド)について、クレオが2025年12月10日に発売した『生活者マインド・トレンドレポート/猛暑によるマインド変化を捉える【食】編』の中から一部抜粋して読み解いていきたいと思います。
生活者の“体感季節”の変化
昨今の生活者の体感季節について、“暑さ”にまつわるSNS投稿分析をベースに見ていきたいと思います。
クレオではSNS上の投稿数を独自に指数化した「マインド指数」を指標として用い、生活者が“暑い”と感じ始めるタイミングを把握しています。
この“暑さ”に関するマインド指数からは、生活者は従来の季節感で言えば春にあたる4月の中旬頃から“暑い”と感じ始め、10月頃になってようやく収束していくことがわかります。

このことから、近年の猛暑の影響により、生活者は一年のうち4~10月の約7か月もの間“暑さ”を感じており、年間において大きな関心事となっている理由がわかります。
“暑さ”のマインド指数について、もう少し詳しく見ていきます。
4月~10月において、指数では7月~8月がピークとなっており、その他の月も指数が跳ね上がるタイミングがあります。これらはいずれも、生活者が「暑さ」を強く感じているという点では共通しているものの、その背景にある生活者マインドは異なっています。
次の章では、「暑さ」を感じる期間の中でも指数の高い、8月を取り上げ具体的にご紹介します。
“暑さ”にまつわる生活者心理(マインド)を深堀する
8月の暑さに関する投稿内容の傾向をワードクラウドで可視化すると、「暑すぎる」「耐えられない」「外出し(たくない)」といった、“暑さの耐え難さ”を訴える投稿が見られます。また「ご自愛」「癒され」といった言葉も共起ワードとして現れてきており、これに紐づく具体的な投稿は、“一週間の暑さ疲れを癒す”ための欲求や行動に関するものです。つまり、8月は【酷暑疲れに対する自分へのご褒美】マインドがあることがうかがえます。

このように、月ごとの暑さに関する生活者のマインドを深堀りすると、潜在的で表面化しにくい隠れた欲求が見えてきます。深層心理の解像度を高めることで、新たな需要の獲得につなげることができます。
最後に
クレオでは、この4月~9月という暑い7か月の、食にまつわる生活者マインドの機微を
『生活者マインド・トレンドレポート/猛暑によるマインド変化を捉える【食】編』としてまとめました。
本レポートでは、主に以下の3つを把握いただける内容となっています。
①生活者マインドからみる“体感季節”と、各月のマインドの違いを深堀
②深堀したマインドから導かれる注目行動と取り組み例
③長い夏シーズンの「生活者マインド&行動」俯瞰図
今後も暑さが生活者にとって重要なトピックスであり続けることが予想されます。ぜひご活用いただけると幸いです。
<レポート概要>
■タイトル:『生活者マインド・トレンドレポート/猛暑による心理(マインド)の変化を捉える【食】編』
■目次
Ⅰ.夏の長期化・酷暑化による生活変化
Ⅱ.夏の長期化・酷暑化を背景に生まれた生活者マインドを捉える
1.生活者マインドからみる“体感季節”の実態
2.“体感季節”が夏となる各月のマインド深堀
Ⅲ.「夏の長期化・酷暑化」起因のマインドから導く注目行動と取り組み例
■販売形態:PowerPoint
■価格:5万円(税抜き)
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<出典の記載例>
出典:株式会社クレオ
「猛暑における生活者心理(マインド)から、“夏の長期化”における取り組みポイントを探る」記事
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株式会社クレオ「猛暑における生活者心理(マインド)から、“夏の長期化”における取り組みポイントを探る」記事を加工して作成
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