◾︎夜、寝たい時に眠れない人は多い...
心地よい眠りにつくのは意外と難しいものです。
代表的な要因としてまず思いつくものは、スマホやPC等を使用するスクリーンタイムの増加が挙げられるかと思います。夜眠る前にスマホのブルーライトを浴びると、睡眠ホルモンともいわれる「メラトニン」の分泌が抑制され脳が日中の光と勘違いを起こして活性化してしまいます。その結果眠りにつきにくいと言うわけです。

◾︎一方で...
日中、ふとした瞬間にうとうとしてしまうことはよくあることではないでしょうか？会議の最中や丁度よく暖かい電車の中など、眠気が襲ってくるシーンは多くあります。しかし、なぜか夜になると眠気はどこへやら。日中に感じた眠気が夜に来れば良いのに。

そこで考えたアイデアが今回の企画「おもん寝」です！
「退屈な瞬間の眠気」を誘発するため、眠りにつきたいけれども眠れない夜に、日常で眠たくなるようなシーンの音声を配信します。退屈なシーンがもたらす、あの強烈な眠気を再現できたらすぐ眠りにつけそうではないでしょうか。そんな発想から考えたアプリです。

◾︎それぞれの退屈なシーンを紹介
実際にどのようなシーンが音声コンテンツとして配信できそうかを考えました。

①校長先生の話で寝る
学校集会や行事ごとにいつも話している校長先生の単調な長話を音声コンテンツで配信します。あの独特のトーンとリズムは、聞いていると眠たくなってしまいますよね。この眠たくなってしまうシーンを活用することで、いつの間にか夢の中へ誘われるはずです。

②世界史の条約まみれで寝る
歴史の授業で登場する世界各国の複雑な歴史。名前が似通った条約が次々と紹介され、ただ聞くだけで瞼が重くなるあの感覚、懐かしいですよね。開始5分で眠りにつけそうではないでしょうか。

③見知らぬ人の趣味の話で寝る
これから交流を深めるわけでもない誰かの熱心な趣味の話を眠くなるまで聞き続けます。身近な人の熱い話なら耳を傾けることができますが、知らない人の起承転結を欠いた無限ループの話は退屈すぎます。興味が持てない話題は、良い眠りの誘い水となるでしょう。

◾︎おわりに
「おもん寝」は、眠りにつけない夜を快適なものに変えるための一助となるだろうと考えられます。今回あげたシーン以外にも、眠たくなるような「退屈」なシーンは日常のあらゆる場面に潜んでいると思います。退屈な瞬間が、あなたを心地よい眠りへ。誰かの眠れない夜がほんのちょっとでも減りますように！