◆洋服の予備ボタン…家にたくさんある説
洋服の「予備ボタン」の保管方法について調べたところ、「とりあえず取っておく派」と「一定期間保管したら処分する派」がいることがわかりました。

予備ボタンを「とりあえず取っておく派」の人は、裁縫箱や缶ケースや空き瓶に入れて保管。・・しかし結局はそのまま使う機会がなく、溜まる一方…というケースも多くあり、予備ボタンの保管方法にしっくりきていない人も多いようです。

一方で、予備ボタンを「一定期間保管したら処分する派」の人は、万が一のことを考えて取っておくけど、溜まったタイミングで、定期的に致し方なく処分することが多いようです。（もちろん、きちんと活用している方も多いと思います☻）

実際にファッション業界の課題として、ファストファッションの浸透による生産量の増加や、それに伴い年間約46万トンの洋服がゴミに出されており環境負荷が大きくなっていると言われています。
予備ボタンの未使用・処分もファッション業界の課題の１つになるのではないでしょうか。

◆溜まっていく予備ボタン、でも、処分もしづらい。…その心理とは？
「保管してても使う機会が滅多にないし、いざボタンを失くして使いたいと思う機会があってもその時には予備ボタンがどれかわからない…」
「もしかしたら使うかもしれないし、万が一のことを考えてとっておくけど、使わないことが圧倒的に多いから溜まっていく…」など。
溜まってしまう状況が多い一方で、処分もしづらい。処分しづらいから、溜まってしまう…とも言えるかもしれません。

どうして処分しづらいのか、インサイトを探ってみると、
「予備ボタンは使わないけど、新品のボタンを捨てるのはちょっと…」
「キレイだからいつか使うかもしれないし…」
「ゴミにするのはもったいない…」
という意見がSNS上であがっていました。
“未使用でまだきれいな状態のものだからこそ、罪悪感があって手放せない！”
これが捨てられない要因の1つだと思います。

◆でも…手放したい…
そんな、処分もしづらい溜まったボタンをなんとかしたい人たちに向けたアイデアを今回は考えました。
「罪悪感なく手放したくなる気持ちを作ればいいのかも！」
この発想から、
“家に眠っている、もう使わない過剰なボタンを手放して新しい価値にする！”
ことをコンセプトにアイデアを考えました。
ファッションと関連性が高いファッションビルや商業施設での取り組みを想定しています。ただ手放すだけでなく、「新しい価値を生み出し、ゴミにしない」ところもポイントです。

どんなアイデアか、ぜひご覧になってください。