皆さんは、普段、「楽しくて、ワクワクしちゃう!!」会議、していますか?
会議に対して、「声が大きい人や上司の意向を忖度した結論になりがち」「議論が白熱しない」「発言する人はだいたい決まっている」「議論が先に進まない」等の不満をお持ちの方は、多いのではないでしょうか?
今回は、そんなちょっと憂鬱な「会議」を「楽しくて、ワクワクする!」会議に変えたいという気持ちをアイデアに込めました。
会議をつまらなくする要因はどこにあるのだろうか?
「この会議の結論って、結局何だったの?」
「A部長とB部長とC部長の意見がバラバラで、結局どうしたらいいの?」
「前回は、GOサイン出していたのに、今回はNOって、一体どういうことだよ・・・。」
「あいつの発言は、最低だな・・・・」「あの発表は何だよ・・・」
等と、会議の場では一切発言しないのに、後出しジャンケンのように会議後にいろいろな人の口から意見なのか愚痴なのか悪口なのかわからないような言葉が次から次にでてくることって、結構あるのではないでしょうか?
そんなに話すことがあるなら、会議中に発言する方がよっぽど建設的なのに、
会議中に、発言する人って案外少なかったりしませんか?
日本人の「空気を読む」気質が、悪い方向に作用してしまっているのが、つまらない会議の要因の一つではないか?と私は思います。
自分より立場が上の人や、ちょっと声が大きい怖そうな雰囲気の人に反対意見を言おうものなら、反抗していると受け取られてしまう気がするので、余計な発言をしないでおこうと、黙ってしまったり、こんなことを言ったら、会議後に何か陰で言われてしまうんじゃないか、評価がさがるのではないか?と人の目を気にしすぎてしまったり、ということが少なからずあるのではないでしょうか?
本来、「空気を読む」とは安全で円滑な人間関係をつくるためのもので、よい意味があるものだったはずです。
そして、ちょっと前に流行った「忖度」といった言葉も、本来は、相手の心中をおしはかる心遣いであり、言葉の裏に隠された繊細な感覚、機微を感じとることのできる能力のことを指したポジティブなイメージの言葉でした。
ところが、いつの間にか「顔色をうかがう、ご機嫌をとる」といった、ややネガティブな意味合いが強くなり、会議での発言においては、「忖度」「空気を読む」のネガティブ部分が色濃くでた空気に飲み込まれ、結論を出すための議論が積極的に行われない場になってしまっていることがあるのではないでしょうか?
「空気を読む」「忖度」といった言葉は日本特有!?
英語には「空気を読む」にぴたっとはまる言葉は存在しないそうです。
これは、日本人が相手を尊重することで信頼を築く文化であることに対し、英語圏の人々は相手との違いを理解することで信頼を築く文化であるという違いがあるからだそうです。
どっちがよくて、どっちが悪いということではなく、それぞれに良いところと悪いところがあると思います。
この「違い」をうまく会議の場に持ち込むことで、今までの「ストレスを感じる会議」を「楽しくてワクワクしちゃう会議」に変えることができるかも??
現状の日本の会議においては、「忖度する」ことや「空気を読みすぎる」ことにより言いたいことが言えず、
他人の意向を気にして、ストレスや疲労を感じたり、結論が出ない会議を長い時間していたり、生産性が高いとはいえない実態があります。
であれば、英語圏の文化にのっかった会議を、テクノロジーの力を借りて実施してみたら、無駄な会議が有意義な会議に転換できちゃうかも?と考えたのが、今回のアイデアの発端です。
今回の企画は、登場人物が言いたいコトを言い合っているのに、みんなHAPPYそうな海外ドラマの登場人物に、上司も部下もなりきって会議をしてみる、「忖度発言を本音に変えて翻訳する なりきりオンラインMTG ―海外ドラマVer.―」です。
海外ドラマの登場人物になりきって会議に参加すると、忖度発言を、ジョークを踏まえた形の本音に翻訳して字幕表示してくれるので、相手の顔色を窺いすぎることなく、「自分の意見を言いやすくなる」、「相手の意見を聞きやすくなる」、「意見をぶつけあってその場で最適な結論を出そう」といった空気感が醸成されます。
また、忖度発言をストレートに本音に変えるのではなく、ジョークを踏まえた本音発言に翻訳して字幕表示をする賢いAI技術を搭載予定です。(技術の発展に期待して)
実は、この部分が、結構大事だと考えています。
相手の心中を推しはかって言いたいことを言わないのではなく、相手の心中を推しはかって、言いたいことを相手が受け入れやすい形で言うことができる、
本来の意味での忖度ができちゃう会議こそが、立場関係なく議論し、結論まで出せる「楽しくてワクワクしちゃう」会議だと思いませんか?
言いたいことを言うだけでなく、反対意見を言われた側も、思わず笑ってしまうような、自分自身が否定された感を感じさせないコミュニケーションを成立させるプランになっています。
詳細は、以下のGoogleスライド上の企画書をご覧ください。
なりきる対象物は、「海外ドラマの登場人物」以外にも「忖度という言葉を知らない子供たちVer.」も考えています。
個人個人のコミュニケーション能力を磨くことももちろん大切なことですが、根性論だけでなく、上手にテクノロジーの力を借りて、生産性を高めることも大切だと思っています。
軽いノリの企画の割に、思わず熱く語ってしまいましたが、
一緒に、無駄に長い会議を、「楽しくてワクワクする会議」に変えるプロジェクトをしようよって思ってくださる方がいらっしゃると嬉しいです。
また、企画内容を面白いと感じていただけましたら、SNS等でシェアしていただけると幸いです。