昔に比べて子どもが外で遊ぶ時間が減少し、運動能力や体力も低下している。そんなニュースを見聞きしたことがある人もいるのではないでしょうか?今回はその問題解消に向け、子どもに外で夢中になって体を動かしてもらうためのエンターテインメント性のあるプランを考えました。
【課題】子どもたちの運動量が減っているのはなぜ?
その原因はいろいろですが、「スマートフォンやテレビゲームなど、自宅にいても楽しめるものであふれている」「思い切り遊べる場所もどんどん減ってきている」といったことが挙げられるでしょう。外遊びできる周辺環境や放課後の習い事・塾通いの有無などにより、都市部と地方との二極化も進んでいるといわれています。ちゃんと運動をするのは学校の体育の授業の時だけという子も多いのかもしれません。
そのような中で、体を動かすことの楽しさにまだ気づいていない子どももいるのではないでしょうか。自分の子ども時代を思い返してみると、ゲーム類はあまり持っておらず、もちろんネットやスマートフォンも無かったため外に出るしかなく、放課後は公園で鬼ごっこなどをして遊んでいました。最近のように自宅で遊べる環境がとても魅力的でそれが当たり前になっていると、そもそも外遊びという選択肢が浮かばず、楽しさに触れる機会が少なすぎるのかもしれません。
【アイデア】では、子どもの興味を引き付けるには?
しかし、「運動は楽しいよ!?外で遊んでみたら!?」と急に言われたところで、体を動かすことが楽しいと感じていない子どもは、何をして遊んだらよいのか?どうやって遊んだらよいのか?が分からないかもしれません。興味を持つきっかけやそのための環境を用意してあげることも必要でしょう。
そこで考えた今回のアイデアのポイントは、子どもたちが大好きなもの×外遊びという掛け合わせの発想です。子どもたちが日常的に触れて楽しんでいる2つの要素を取り入れました。
(1)「ゲーム性」
自分が運動した回数や量などに応じて、思わず興奮してしまう楽しいことが起こる‥!そのような、何度も遊びたくなる仕掛けを考えました。
(2)「デジタル」
既存の外遊びツールに、デジタルツールやシステムを融合させ、いまの時代だからこその楽しさをプラスする方法を考えました。
このような工夫により、いままで一緒におうちでゲームをすることの多かった友だちも誘って思い切り楽しめる、ワクワクする外遊びの場所を作ることを実現したいと思っています。
【目指すこと】遊んでいるうちに自然と運動能力アップ!
この企画をきっかけに体を動かすことの楽しさに気づき、「今日は何して遊ぶ?」と聞かれて「外で遊ぼう!」「今日は絶対公園に行きたい!」と迷わず答える子どもたちが増えていけば良いなと思っています。遊んでいるうちに自然と筋力もつき、体もますます丈夫に!
放課後や休日の公園が子どもたちでいっぱいになる光景が増え、そのような動きを社会全体で応援する風潮が生まれていくとうれしいです。
今回ターゲットとして取り上げた「子ども」を取り巻く社会環境には、運動不足以外にもさまざまな課題や改善すべきポイントがあると思います。
「子どもの○○を楽しいアイデアで解決できないか?」「いままでになかった斬新な子ども向けサービスを考えられないか?」‥といった考えの事業者の皆様がいらっしゃいましたら、ぜひご相談・お問い合わせいただければと思います。普段気づきにくい生活者の気持ちにフォーカスした企画・サービスを考えてまいります。