子供が生まれたことで写真を撮影する機会が増えたという人も多いのではないでしょうか。
しかし、アルバムを見返してみると、夫婦のどちらかが撮影係になってしまっていることで極端に被写体が偏ってしまい「あれ?子供と私の写真がほとんど無い」というケースも。
ならば、と配偶者に撮影してもらっても「なんだか違う…!」。
もっと子供が楽しそうにしている瞬間を撮ってほしかったなあ。うん、これはいい感じなんだけど私が目を瞑ってるよね?
そんなアルバムの思い出格差を解決するプランを考えました。
これは、どこにでもいるかもしれない家族の風景
「もしかして、私の写真少なすぎ…?」
子供が生まれたことをきっかけに、スマホのカメラロールに写真が増えた。初めて笑顔を見せてくれた、初めてお外にお出かけした。初めて公園に行った、初めて動物園に行った、初めて電車に乗って遠くまで行った。
子供の笑顔と、配偶者の笑顔。写真を見返せば、あの時のシーンがよみがえる。
…って、あれ、私は?
そうだった。自分が全部撮影していたから私は写っていないんだ。
「同じカメラなのに、なんでこうなる?」
今日は家族で公園に。ちょうど桜も満開で最高のロケーション。子供と配偶者が楽しそうにしている様子、その時の空気感を残すために、画角にも気を配って撮影する。うん、ピンク色の桜の花を背景に、いい笑顔が撮れた。ひとしきり自分が撮影したところで、配偶者に「私と子供の写真を撮ってくれる?」と頼んでみる。
「撮ったよ」
撮影してくれた1枚の写真に写っていたのは、公園の時計、木の幹、私、子供、滑り台。
「????」
ポーズが悪いのかもしれないけど、これじゃまるで証拠写真だ。この時間に公園にいましたよ。と、アリバイを証明する時に提出する写真のよう。マジか?という顔で配偶者に目をやると、配偶者はニコニコと満足げな顔でこちらを見ていた。
アルバムの思い出格差を無くすために
上記のような「自分の写真が無い!あってもいい感じの写真が無い!」問題は、写真撮影することに対しての積極性やこだわりの違いで発生することが多いのではないでしょうか?
写真の撮り方の癖の問題もありますし、何より「撮って!」と言って撮影してもらう時点で、カメラを意識してポーズをとる構図になってしまうため、自然な空気感を残してほしいという希望はかなえられません。
そのため、「普段撮影をしない人が撮影したくなるきっかけ」がまずは必要と考え、思いついたのがこの「お題&採点フォトアルバムアプリ」です。
訪問した場所に応じた写真撮影のお題が出ることで、こういうシーンを撮影すればいいんだという気付きを促し、撮影した写真が採点されることで改善の意欲が沸く。さらに夫婦で点数を競うことでモチベーションUPにもつながるのではと考えました。夫婦だけではなく、カップルや友人同士でも活用できるのではと思います。
このアプリはまだアイディアの段階ではありますが、撮影された写真を評価する技術は様々なところで目にするため、技術的にも実現可能性が高いのではと考えています。決められたお題で写真撮影を楽しむという仕組みを拡張して考えると、例えばテーマパークでスタンプラリー企画のように活用したり、街歩きイベントにも使えたりするのではないでしょうか?
興味を持たれた方は、ぜひ企画書をダウンロードしてください!