道を歩けば出くわす自動販売機の横に設置されている「リサイクルボックス」。この企画では、リサイクルボックスが『ゴミ箱』だと思っている人が多いことに着目し、正しい使い方を“楽しく”浸透させる方法を考えました。
片手にスマホ、片手にタピオカドリンクを持ちながら街をブラブラ。タピオカはもう飲み干したけど、近くにゴミ箱がなくてずっと容器を持って歩くのは邪魔くさい・・・。お口直しに噛んだものの、すでに味のしなくなっているガムの捨て場がない・・・。そのような理由で、リサイクルボックスに「ポイっ」としてしまったことはありませんか?
街中では、投入口の上にまでビニールゴミが溢れかえっていたり、缶やペットボトル以外のゴミが邪魔して捨てるスペースがなく缶やペットボトルがゴミ箱の前に並べられたりしているようなリサイクルボックスを見かけることもあります。
これらは本来の目的に対する認識の甘さや違いがあると見られ、リサイクルの妨げにもなっています。
中身はひとつの袋なのに、どうして投入口が2つもあるのだろうと疑問に感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?この答えは、缶と瓶、ペットボトルの2つの投入口に分け、回収物を明記することで、「分別」に対する意識を高める狙いがあるそうです。リサイクル資源として集めるからには、回収対象外のゴミなどの異物の混入は、リサイクル業者に余計な負担がかかったり、再生商品化をした際の品質低下にもつながってしまいます。
上記のような工夫がされているにも関わらず、きちんと分別ができていないように思います。そこで、みんなが気持ちよく、リサイクルボックスを正しく利用してもらうため、「なんでも捨てて良いゴミ箱」だと思わせずに分別したくなる訴求が必要と考えました!
リサイクルボックスの正しい利用を促すために、ルールを表示するのではなく、生活者のマインドを捉えた表現や、ちょっとしたシステム機能を搭載した新しいリサイクルボックスで、異物の投入を防ぎ、正しくリサイクル資源を回収することを促します。
SDGsなど地球や環境のためになにかアクションしようという動きが広まっているのと同様に、リサイクルボックスも正しい使い方が広まることで、より有効なリサイクルが生まれます。
真面目な取り組みも、クスっと笑えるくらいの呼びかけが丁度いいのかもしれません。楽しくリサイクルできれば、人間も環境もハッピーですよね。企画内容の課題やテーマにご賛同いただける企業や団体の皆様、こういった企画の実現に向けて、お気軽にぜひ一度お問い合わせいただけますと幸いです。