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ひとり暮らしの防災意識を高めるPLAN
公開日: 2024年10月31日
企画意図や背景

ひとり暮らしのみなさん、防災について日頃から意識・準備はできていますか?
「必要なのはわかっている。でも自分1人だけだし、何かあっても何とかなるのでは‥」そのような危機感が薄い人たちのために、防災行動への一歩を後押しするプランを考えました。

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■着眼点:防災って、実はひとり暮らしの人のほうがおろそかになりがちでは?
「備蓄も何もしていない。やっておいたほうがいいのはわかってるんだけどね~‥」
「防災リュックを前に買っておいたはずなんだけど‥どこにしまったっけ?クローゼットの奥かなあ?」
これらは、ひとり暮らしをしている私の友人たちの言葉です。

防災が必要だとわかってはいる、グッズも多少は持っている、けれども放置している。そのような人は多いのではないでしょうか?私も今でこそ被災後のいろいろなシーンを想定して防災グッズを買い揃えたり、避難生活の役立ち情報などを保存したりしていますが、以前は必要最低限の水をストックする程度でした。それなりに備蓄しようとすると結構お金もかかりますし、普段は仕事などで忙しい。防災の一歩はなかなか重たいものです。

もちろん、これはひとり暮らしの人に限ったことではないですが、家族がいる人、特にお子さんや高齢の家族がいる人の方が、「どうしたら家族みんなの安全を守れるだろうか?」「家族全員分の水や食料、簡易トイレなど防災グッズを買い揃えよう」と意識が向きやすいことが想像できます。

ひとり暮らしでも災害時への備えが大切なことに違いはないはずなのに、自分1人だけになった途端、備えの優先度が下がってしまう。それを解決できないか?と考えました。

■企画のポイント:近くにいるひとり暮らし同士をつなげてみよう!
今回考えたプランは、「ひとり暮らし」に特化した、防災サポートのアイデア。
ポイントは、「ひとり暮らしの人同士をつなぐ」ということです。

ただ、「つなぐ」とはいっても直接的なコミュニケーションの機会を作るのではありません。いまの時代、ひとり暮らしとなると隣近所の付き合いはほぼ皆無。敢えてつながろうという人も多くはなさそうです。実際に災害が起きたときは顔見知りでなくても助け合う場面が出てくるかもしれませんが、普段から住民同士で防災情報を共有することなどは限りなくゼロに近いでしょう。

しかし、普段の交流は無くても、「ひとり暮らし」「同じマンション、アパート」「同じエリア(ご近所)で暮らしている」といった住まいの環境は、防災の観点で非常に大きな共通項といえます。今回はそこに着目しました。

考案したのは、同じ環境で暮らすひとり暮らしの人同士が、匿名でゆるくつながりながら自然と防災意識を高められる仕組みです。それを単身向け賃貸住宅の入居者向け専用パッケージサービスとして提供します。

このサービスでできることは大きく2つです。
①同じマンション、アパート内や、近隣の単身向け住宅の住民との防災情報共有
②入居者だけが参加できる防災体験、それをもとにしたひとり暮らし目線での課題共有
これらに、気軽にポジティブな気持ちで取り組んでもらえるプランを考えました。デジタル、リアルを組み合わせ、コミュニティサイトやイベントに自分のペースで参加できます。

また、防災商品を扱う企業の協賛による取り組みの盛り上げも検討。自治体と連携すれば、入居者という個人単位だけでなく、地域単位での災害対策という価値創出にもつながります。

■ゴール:ひとり暮らしの防災意識を高めたい!
いつ起こるかわからない地震や豪雨といった自然災害。今後もひとり暮らしの人(単身世帯)の増加が見込まれる中、同じ環境にある仲間とつながることでうまれる行動・意識もあるはずです。
このアイデアが実現して1人ひとりの意識が高まり、世の中の「ひとり暮らしの防災」に良い変化が現れることになればうれしいです。

企画書をご覧いただき、今回のアイデアに興味をお持ちの企業の方、防災以外のテーマでも新たなアイデアを検討したいという事業者の方などがいらっしゃいましたら、ぜひご相談・お問い合わせください。

環境
防災若者自治体自宅住宅街コミュニティ
企画:福田有紗(コミュニケーション企画2部コミュニケーション企画部2課)CR:柳舜太(マルチメディア企画1部)
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