掃除、洗濯、炊事、育児などあらゆるジャンルに渡ってスキルが求められる、それが「家事」。
たかが家事、されど家事。
その家事の1日あたりの平均家事時間は 約4.4時間。
※参考：令和2年男女共同参画白書 https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r02/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-16a.html
また家事を時給に換算してみると、約1,470円。 ※参考：平成30年内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部調査
企業に勤めて「仕事」と認識されていれば、そこに「対価」が発生するにも関わらず、 あらゆるスキルが求められる家事の対価は０円なのです。
もちろん、掃除をすれば家はキレイに保てるし、生きていく上で食事も育児も当たり前に大切なことです。でもたまには言葉以外のねぎらい(モノ)が欲しい！

私たちは日々の暮らしの中、家事を行う上で「もっとこうだったらやりやすいのに」とか 「こういうモノがあったら楽しくできるのかも？」など少なからず疑問や不満を持つことがありますが、その疑問や不満は案外人に話すことはありません。
商品やサービスを提供する企業側にとっては、次の一手を生み出すような貴重な意見かもしれないのに…
ただ家事における不満を解消するために、家事を効率化できるアプリは現状多く存在しています。例えば、家事スケジュールが月・週・1日単位で立てられ、実施する家事を計画的に行うことをサポートしてくれるアプリ。実施したら✓ができるため、達成感が得られます。さらに家族と家事スケジュールが共有でき、それぞれ分担して行った家事が可視化できるアプリ。その日残った家事も把握できます。実施が多いとアプリ上でシールが貯められるため、誰がどれだけ実施したか、均等に分担できているかなど把握できるようになっています。つまり現状は、家事の計画・実施のサポートをするものしかありません。

また、実施したことの対価を受けられるものとして、実施した家事が多い人に感謝の言葉をアプリ上で記入できるサービスなどはあります。どれもそれなりに、満足感・達成感は得られますが、だからと言って家族みんなが「率先して家事したい！」と思うようになるものではありませんので、長続きしにくいかもしれません。

そこでこの企画では、家族それぞれが行った家事別にポイントを付与＋行った家事に対する不満の投稿に対してもポイント付与するスキームにすることで、家族みんなが率先して家事をしてくれるようになるのではないか？と考えました。
このポイントに対する対価を提供してくれる企業側は、家事を実施するそれぞれの立場（家族、単身、小学生、障害を持つ人、シニア世代、カップルなど）で行う人の不満や分担内容、かかった時間などを把握でき、商品開発や試作品などをお試ししてもらうなどの機会を得ることができます。
対価の発生しない「家事」は、誰かに偏らず家事を分担するような時代になりつつありますが、その道のりはまだ長いように思います。
今回の企画アイデアが実現すれば、自然とこの偏りも少しずつ改善されていくようになるのではと思います。詳細はプラン内容をご覧ください。

弊社クレオでは、このように生活者目線を軸にしたコミュニケーションや新しい取組みを支援できたらと考えております。 事業者様にとっても生活者の声を聞くことで新たな課題解決、今までにないプロモーションが生み出せるかもしれません。そういったお話も私たちクレオと共に考えられたらと思っております。ご相談・お問合せをお待ちしております。