災害時に重要な「自助(自分や家族を守る)」意識。
災害の多い日本に住んでいるのに、若年層では特にその防災意識(自助意識)が低いのが現状です。そこで、若年層の防災意識(自助意識)を楽しく自分ゴト化しながら高めるプランを考えました。
ご存知の通り、日本は地形や気象などの自然的条件から台風や洪水、土砂災害や地震などによる災害が発生しやすい国です。
いつ起こるか分からない災害に対して、防災知識や準備が必要と認識しているものの、しっかりとした対策ができていないのが現状ではないでしょうか?
災害発生時、自分や家族を守る「自助」、地域で助け合う「共助」、行政による支援「公助」の取り組みが重要となります。
その中でも「自助」の行動や考え方が非常に重要となりますが、
「自助」に重点をおくべきと考えている方は、70歳以上では51.2%に対し、18~29歳では25%と最も低く、約2倍の開きがあります。
出典:「防災に関する世論調査(平成29年11月調査)」(内閣府) より
https://survey.gov-online.go.jp/h29/h29-bousai/2-5.html
若年層のSNS投稿からも、 「使う機会がないのが一番だけど備えておくか・・・」 など「自助」に欠かせない防災用品の重要性は理解しているものの「防災グッズを持ってない」等、準備をしていない・できない方々も多いようです。
この「自助」の意識や行動の低さは、自分ごととして捉えづらいことが要因の一つかもしれません。もちろん、大人になるにつれて、災害に関する知識は増えますし、情報やニュースに触れたその瞬間は関心が高まると思います。
今回、プランを考えるにあたり着目したのは、防災の日や災害が起きた日などのタイミングです。
普段防災のことを考えない楽しい場所や特別なシーンで、防災のことを考える機会を創るにはどうしたらよいか?を考えるところから始まりました。
そこから今回の課題と、一見かけ離れている事柄とを結びつけて考えることで、新しいアイデアがうまれてきました。
1つ目のプランで着目したのは「体験型イベント」です。頭と体を使う体験型イベントの中で、防災を実際に体験してもらうことで、その大切さを深く実感させることができないかと考えました。
2つ目のプランで着目したのは「学校行事などの節目」です。
若者が未来を楽しみにする気持ちが高まるタイミングで、同時に未来の自分の防災意識も高めることができないかと考えました。
若年層の「自助」意識や防災への興味関心を高めることが、結果的に日本全体の防災意識の高まりに繋がると考えています。
企画内容の課題やテーマにご賛同いただける企業や団体の皆様、
ぜひお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。