このプランは、「有給とります・・・!」の言いづらい空気感を変えることに、トライするプランです。有給休暇の認識を、「給料をもらって仕事を休む休暇」ではなく、「仕事仲間にHAPPYをシェアする休暇」に変えるユニークなスキームの提案です。
本来は、いろいろとメリットのある有給休暇。一方で、日本人の取得率は、「世界レベルでみると、低い!」ということを、みなさんは、ご存じでしょうか?
私達日本人は、真面目ですね。
2019年4月から、労働基準法の改正により有給休暇の取得が義務化され、2020年10月の就労条件総合調査(厚生労働省)の結果では、有給取得率は56.3%で過去最高とはなったものの、世界レベルで見ると依然低く、政府が掲げている目標の70%以上には程遠い状況なのが、日本人の有給取得率の実態です。
※参考:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/20/dl/gaikyou.pdf)
有給取得は、「生産性のUP/業績のUP/仕事以外の経験をする機会が増えることで、新しい発想がうまれる」等、会社にも自分自身にもメリットがあること。ですが、メリットがあることは分かってはいるけれど、いざ自分が有給をとるとなると躊躇してしまう。
その原因は、いろいろありますが、私は、日本人が小さい頃から、なんだかんだ刷り込まれている「休む=悪いコト」というような固定概念が大きいのではないかと思っています。上司がいい顔をしない、職場の雰囲気的にとりづらいといった日本人特有の空気を勝手に読んでしまう気質も起因していると考えています。
私自身も、「休む=悪いコト」の固定概念から抜け出せずに、誰もが「その理由なら、休んでも仕方がない」と思うような理由がある日以外での有給取得は、なんだか言い出しにくいと思ってしまっています。そして、仕事以外の学びの機会や新しい発想をうむための機会をうまく創出できていないなぁと思っている1人です。
ワークライフバランスが大事!と言っているだけでは、取得率はすすまないので、「理由なき有給」を取得しやすくするためには、有給を取得する本人だけでなく、一緒に働いている同僚、上司にもHAPPYなことが起きること、かつ、今回のコロナ禍長期化で業績が悪化している飲食業、観光業、エンタメ業の業績回復の一助となるようなスキームをつくりたいと企画を立案しました。
10月は、「年次有給休暇取得促進期間」でもあるので、いつもより有給のことを考える機会が増えるタイミングかと思います。このアイデアをきっかけに、上手に休みを取得できる人が増え、経済が活性化し、笑顔で仕事に取り組める人が増える社会になる。キレイゴトだけど、でも、そんな働き方ができる日が近い将来実現するといいなと願っています。