近年「本離れ」により、若者の語彙力の低下が社会問題になっています。
特に「勉強の延長戦上」と認識されることも多い「日本文学」を好んで読む若者は減り、語彙力の低下だけでなく知識不足などあらゆる問題が懸念されています。
このプランでは若者の目線に立ち返り、日本文学を若者と接点のあるモノに「置き換える」ことで、日本文学を「1つのエンタメ」として楽しみながら読むきっかけを創出します。
テレビや新聞等では、本を読まなくなったことによる若者の語彙力の低下や知識不足などがたびたび議題に挙がります。
語彙力をあげるには、文豪たちの語彙力に容易に触れられる「日本文学」は
最適な作品だと言われています。
しかし、たくさんの娯楽に溢れる現代では、学校以外での若者と日本文学の接点が年々無くなっていき好んで読む若者は減っています。
接点が無くなることで、日本文学に対して「難しそう…」というイメージだけが一人歩きしているのかもしれません。
年配の方からすれば教養と思われている有名な作品であっても、
実際に作品名と著者・内容を説明できる若者は一握りだと思います。
恥ずかしながら、このプランを企画した私自身がそうでもあります。
なぜ、若者は日本文学を「難しそう…」と遠ざけてしまうのか?
このプランを考える上で若者の目線に立ち返り考えてみました。
若者にとって日本文学とは、
「勉強の延長線」であり「学ばされている義務感」があるかもしれないと考えました。
日本文学に触れる接点が学校だけ、という人も多いのではないでしょうか。
それなら、日本文学を勉強の延長線から切り離すことができれば
「1つのエンタメ」として楽しみながら継続して日本文学を読んでもらえるのでは?
と思いこのプランを考えました。
今回のプランは「自分ゴ(語)ト置き換え」と名付けています。
若者の目線に立ち返り、親しみやすい表現に「置き換える」ことがポイントになっています。
日本文学に使われている難しい「ことば」を若者の使う「自分語」へ
置き換えることで「自分ゴト化」できるようにしました。
さらに、若者目線で日本文学との新しい接点を設定しています。
今は疎遠になってしまっているもっと多くの若者たちに、
日本文学を読んでほしいと思っている出版社の皆様、
実際に足を運んで日本文学に触れてほしいと思う書店の皆様の想いを形にできればと思い企画しました。
出版社様や書店様と連携し若者自身が楽しみながら日本文学を読むことで、
日本語の幅広い知識が身につき、それが日本語文化の教育にも繋がっていく
そんな未来が描ければと考えています。
企画内容を見ていただき、少しでも共感していただければ、
ぜひ周りの方へシェアしていただけますと幸いです。