この2年に及ぶコロナ禍を経験して感じた先々の生活への不安、以前話題になった「老後2000万円問題」で感じた老後生活への不安などから「貯金」への関心が高まる一方で、貯金をしようと決めたのに散財してしまった経験や目標とする貯金額になかなか到達しないといった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、「今を楽しむためにお金を使う」行動が、「将来のための貯金」につながる、そんな夢のような新たな貯金サービスを考えてみました。
”貯金=我慢”という当たり前を疑ってみる
私自身も20代半ばまでは貯金が苦手で洋服・食事・イベント…と無計画に好きなものを消費するような生活を送っておりようやく貯金を意識し始めたのは30代が近くなる頃でした。いざ、お金を節約する生活を始めてみると、アフター5の過ごし方・週末の余暇の過ごし方に様々な”我慢”が伴うことを強く感じました。
基本的に私たちの生活においては楽しい時間の対価としてお金を支払う(=消費)行為が伴うのだと考えました。
そのような中で、上記の例に入らないものも世の中にあります。例えば、TV番組がその一つです。視聴者は良質な映像コンテンツという娯楽を享受していますが、その対価としてTV局に対してお金を支払う必要がありません。かわりに自社商品・サービスを多くの方に告知したいクライアントがTV局に対し広告費を支払うという広告のビジネスモデルによって成り立っています。
上記のように収益・事業を見直してみることで、本来”我慢”する「貯金」を”楽しい”ものに変化させる方法があるのではないかと考えました。
「今を楽しむことを我慢しない」ことにより、起きている社会問題
スマホゲーム・ソーシャルゲームに課金をしてしまい、散財を後悔している方が一定数存在していると言われています。また、課金のしすぎによる借金や破産などが一部で社会問題になっているようです。
そこで今回のアイディアでは、ソーシャルゲームと銀行業の収益・事業の構造を少し見直す形で、本来は”消費・散財”にあたる「ゲームへの課金」という行為がまったく真逆の「貯金」という行為につながる”今を楽しむ貯金”をコンセプトにしたサービスを考えてみました。
今回は「貯金」と「ゲーム課金」ということで、ネット銀行・ゲーム会社の方々とのお取組みが前提の企画を考えさせていただきましたが、企業・自社商品が抱えているネガティブを斬新なアイデアで払拭したいとお考えの事業者の皆さまからのご相談・お問い合わせを広くお待ちしております。