2025.12.02

お知らせ

採用マーケティングレポート「就活生の企業選びにおける本音調査 -就活生が“給与・福利厚生”よりも欲しい情報とは?-」を公開しました

就職活動の多様化が進む中、就活生は企業のどういった面に注目しているのでしょうか。
弊社採用マーケティングチームは、大学3・4年生および就業2年以内の社会人1,010人を対象に「就活生の企業選びにおける本音調査」を実施しました。
今回の調査では、選考を進めるか辞退するか――その判断を左右する企業選びの実態が明らかになりました。

【調査概要】「就活生の企業選びにおける本音調査」
調査期間:2025年10月28日(火)~10月30日(木)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,010人
調査対象:大学3・4年生/就業2年以内の社会人


本記事では「就活生の企業選びにおける本音調査」の一部を抜粋してご紹介しています。
全データは本調査レポート(無料)にてご確認いただけます。

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<“次の選考に進んだ・進まなかった”判断の決め手になったのは>

就職活動では多様な情報をもとに企業を比較しますが、検討を進める中で、事前のイメージとのギャップを感じる場面も少なくありません。
選考過程ではどのような要因が「次の選考へ進む判断」につながっているのでしょうか。

図:インターンシップや就職活動で、次の選考に進んだ理由はありますか?

「インターンシップや就職活動で、次の選考に進んだ理由」について尋ねたところ、『企業や業界に興味があったから(34.4%)』という回答が最も多く、続いて『仕事内容・職種に魅力を感じたから(31.7%)』『社内の雰囲気が自分と合いそうだった(24.5%)』となりました。

一方で、途中で次の選考に進まなかった人たちは、何が理由となったのでしょうか。

図:インターンシップや就職活動で、次の選考に進まなかった理由はありますか?

「インターンシップや就職活動で、次の選考に進まなかった理由」について尋ねたところ、『社内の雰囲気が合わないと感じた(31.6%)』という回答が最も多く、続いて『残業・働き方に不安を感じた(21.6%)』『社員の人柄が合わないと感じた(18.1%)』となりました。

これらの結果から、就活生が重視しているのは、待遇や知名度といった表面的な条件ではなく、企業への“共感”や“安心感”といった感情面での納得であることがうかがえます。
特に、仕事内容の理解や人との関わり方、面接時の雰囲気などを通じた信頼形成が大きく影響しているようです。
また、企業説明や面接官の対応など「対面での印象形成」が選考意欲に直結しており、採用活動では情報発信のわかりやすさと誠実な対応が重要な要素となっていると考えられます。

<約8割が「情報が足りない」と回答!不足しているのは“リアル”な情報>

面接や説明会での印象と同様に、企業の情報発信のあり方も応募意欲に影響します。
では、企業の採用サイトなどを見た際の、情報面での満足度はどの程度だったのでしょうか。

図:就活情報サイト・企業の採用サイトを見た際に『情報が足りない』と感じたことはありますか?

「就活情報サイト・企業の採用サイトを見た際に『情報が足りない』と感じたことはあるか」と尋ねたところ、約8割が『よくある(26.1%)』『たまにある(56.0%)』と回答しました。
多くの就活生が、これらのサイトだけでは働くイメージを十分に描けていないことがうかがえます。

また、不足していると感じた情報については、『社風・働き方のリアル(49.4%)』『給与・福利厚生の詳細(41.8%)』『キャリアパスや成長機会(35.3%)』が上位に挙がりました。
これらの結果から、制度や数値を示すだけでは、実際の雰囲気や働く姿が伝わりにくく、就活生は「日々どのような人とどのような環境で働けるのか」というリアルな情報を求めていることがわかりました。

<就職活動で“本当に参考になった情報源”とは?──就活情報サイト・採用サイト・SNSの影響>

では、企業選びで実際に役立った情報源は何だったのでしょうか。

図:インターンシップや就職活動で企業を選ぶ際に参考になった情報源は何ですか?

「インターンシップや就職活動で企業を選ぶ際に参考になった情報源」について尋ねたところ、『企業の採用サイト(44.5%)』という回答が最も多く、続いて『就活情報サイト(37.4%)』『インターンシップや説明会での情報(23.7%)』『企業の公式SNS(21.8%)』となりました。

まずは公式の情報源から企業理解を深め、そのうえで 体験や印象でリアルを補完する流れ であることがわかります。また、「企業の公式SNS」や口コミなどの情報も一定の影響力を持ち、就活生の情報収集手段は多様化していると考えられます。

【まとめ】企業選びの決め手は「条件」から「人と雰囲気」へ。就活生が求めるのは感情面での納得を促す“リアルな情報”

今回の調査で、就活生がどのような基準で企業を判断しているのか、また、どういった情報を求めているかといった、企業選びに対する本音が明らかになりました。

次の選考に進む理由としては、「企業や業界への興味」「仕事内容・職種への魅力」といった前向きな関心が挙がりました。一方で、進まなかった理由には「社内の雰囲気が合わない」「働き方への不安」など、実際の働く環境に対する懸念が中心となりました。

就活情報サイトや企業の採用サイトについては、約8割が「情報が足りない」と回答し、不足している情報として「社風・働き方のリアル」「給与・福利厚生の詳細」「キャリアパスや成長機会」が挙げられました。企業の制度や理念だけではなく“実際にどのような人が、どんな雰囲気の中で働いているのか”という日常のリアルを知りたいというニーズが強いことがわかります。
また、企業選びの情報源として「企業の採用サイト」「就活情報サイト」「企業の公式SNS」が上位に挙がっており、企業を理解するための手段が多様化していると考えられます。

これらの結果から、企業は給与・待遇などの透明性を確保しつつ、働く人の姿や職場の雰囲気を丁寧に伝える情報発信が求められているといえます。リアルな情報を通じて、就活生が感情面で共感・納得できる採用コミュニケーションを行うことが、企業選びの決め手につながるでしょう。


本調査レポート(無料)では、この他にも、以下の調査結果がご覧いただけます。

・インターンシップや就職活動での企業選びの際、最も重視したポイント
・インターンシップや就職活動の中で、企業の印象が悪くなったきっかけとなった場面
・SNSで企業情報を調べた経験
・企業についてSNSで情報を調べた理由
・就職活動中に、企業に「もっと発信してほしい」と思った情報 など

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【本件に関するお問い合わせ】
株式会社クレオ 名古屋支店 採用マーケティングチーム
052-587-3915
nagoya-marketing@kreo.jp

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