キャンプブームが広がり人気キャンプ場に人が集まる一方で、集客に課題を抱えて、活気のないキャンプ場もあります・・・。
そんな活気のないキャンプ場を活性化する企画を考えてみました。
今、キャンプがアツい!?その一方で・・・。
2015年頃から徐々に注目を集め、人気に火が付いたキャンプ。
その人気は1990年代のキャンプブームの再来として、「第二次キャンプブーム」と呼ばれるほどになっています。
キャンプが人気となった背景には、いくつかの要因が挙げられています。
①第一次キャンプブーム世代のリターン
第一次キャンプブームの時代に、子どもだった世代が経済力を持つ大人になったことで、潜在的な楽しい経験からキャンプに舞い戻ったのではないか?
②デジタルデトックスのニーズ
スマートフォンの普及による「デジタル疲れ」から逃避したいことで、自然とのふれあいを求めているのではないか?
③キャンプハードルの低下
快適に過ごす優雅なキャンプ「グランピング」の登場で、今までネガティブなイメージとして根付いていた「準備が大変」「汚い、虫が多い、環境が悪い」など、ハードなイメージを刷新され、新たなキャンプのあり方が定着。
また、キャンプギアなどの道具も進化・充実化することで、ファミリー/ソロ/女性だけのグループまで、老若男女がライトに参加しやすくなったのではないか?
④メディアでのタッチポイント増加
SNSなどのメディアやインフルエンサーの登場により、キャンプの魅力を知るきっかけが、より身近に増えたのではないか?
⑤コロナ禍レジャー
コロナ禍になったことで、エンタメ・レジャーに制限。そんな中、感染対策ができるレジャーとして、さらなるキャンプブームを加速させたのではないか?
こうした要因からキャンプ人気が高まり、さらに市場も拡大。
アウトドア市場規模は、4,200億を超えるといわれています。
全国的なキャンプブームで市場全体が盛り上がる中、キャンプ場の経営に注目すると、驚くべきことがわかりました。
なんとこうした状況下においても、キャンプ場の4分の1は、赤字経営だといわれています・・・。
一体、どうしてでしょうか・・・?
そこには、たくさんのお客さんが集まる人気のキャンプ場もある一方で、集客がうまくいかず、リニューアルするにも投資もできない。
そんな経営が苦しいキャンプ場が多く存在する状況があります。
つまり、キャンプブームの中で、「賑わっているキャンプ場」と「活気のないキャンプ場」その二極化が進んでいるという現状があります。
そこで、活気のないキャンプ場に人を呼ぶきっかけをつくれないか?と今回の企画テーマを設定しました。
また、「活気のないキャンプ場」を「余白のあるキャンプ場」と捉え、第3者を巻き込んだ“自由なリニューアル”を実現できないか。
そして、結果的に「みんなの愛着があるキャンプ場」として、賑わいを作ることができないか?と考えました。
企画のテーマは、「オトナの秘密基地化計画」です。
キャンパー/DIY好きをターゲットに、キャンプ場のコテージを、子どもの時の「秘密基地」を作るような感覚で自分好みの空間に、楽しみながら変えてもらう参加型リニューアルプロジェクトです。
キャンプ場を、ただキャンプをするための場所ではなく、それぞれのお気に入りのサードプレイスにすることで、共感と愛着を生む空間へと変えていけないか。
そうすることで、一過性の集客ではなく、継続的な集客ができるみんなが愛着をもてるキャンプ場へと変わることを願っています。
企画内容に共感いただければ、周りの方へシェアいただけると嬉しいです。
また、企画内容の課題やテーマにご賛同いただける企業や団体の皆様、こういった企画の実現に向けて、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。