KREO PLANet.のコンセプトに共感いただいた、早稲田大学恩藏ゼミナールのゼミ生の皆さんとコラボレーションして作った企画です。KREOのメンバーと意見交換をしたり、デザイナーとビジュアルの打ち合わせをしたりと、実際のKREO PLANet.と同じように企画書を仕上げるところまでチャレンジしてもらいました。
恩藏ゼミナールA班は、SNSに時間を使いすぎてしまう、という若い世代に多いネガティブについて考えてくれました。SNSとどう向き合うかという、この時代だからこそ生まれた悩みに対して、学生らしい柔軟な発想で解説策を提示してくれています。ついついSNSを使いすぎてしまうという皆さんも、ぜひこのプランをお楽しみください。
情報収集や推し活などで毎日使う人も多いSNS。適度に使えば楽しいツールですが、「ついついSNS を見続けてしまった…。」「時間を溶かしてしまったな…。」と罪悪感を抱いてしまう人も多いはず。特に私たち大学生は、空き時間ができればついついSNS を開いてしまう人も。
SNS を⾧時間使ったのにただ時間を溶かしただけで、何も学びがないという罪悪感をなくしたいと思ったのが、今回の企画のきっかけです。
皆さんは日々の生活の中で、ついついSNS を見すぎてしまうという経験をしたことはありませんか?複数のSNS アプリを行ったり来たりしているうちに、気づけばあっという間に時間が過ぎていた、なんてこともよくある話です。そうして無駄にしてしまったように感じる時間に対して、「こんなはずじゃなかったのに…」と罪悪感を抱いてしまうこともあるでしょう。
しかし、そのSNS を見ている時間は、本当に無駄な時間だったのでしょうか?実は、その時間を通して何かしらの学びや発見を得ていることもあるのではないでしょうか。この事実に気付くことで、SNS を見ることに伴う罪悪感が解消されるかもしれません。
今回の企画は、このような課題を解決するために生まれたものです。ターゲットはSNS を利用している若者、特に大学生です。だらだらと過ごしてしまいがちなSNS を利用している時間を「学び」に変えるアプリ、「Recapper(リキャッパー)」を提案します。
Recapper の主な機能は以下の3 つです。
①学んだことの要約: アプリを通じてSNS にログインすると、一定時間ごとに、SNS で学んだ内容を自動的にまとめてくれます。例えば、観光地の投稿を30 分間見た場合、「あなたは○○島について学びました!」と要約してくれます。犬の動画を見た場合は、「癒されましたね!」と表示されることもあります。
②次に繋がる提案: 学んだ内容に基づいて、次の行動に移せるような提案をしてくれます。観光地の投稿を見た後には、旅行プランが提案されそのまま予約サイトに移行できます。犬の動画を見た後には、「疲労がたまっているのでは?」と問いかけ、癒し系の音楽を提案してくれます。このように次に繋がる提案をすることで、SNS を使用していた時間そのものに意味を持たせます。これによりSNS に対する罪悪感から解放され、充実した生活を送れるようになることを目指しています。
③キャラクターの変化: アプリ内に登場するキャラクターの見た目が、SNS の利用時間によって変化します。短い利用時間ではキャラクターは元気なままですが、SNS の利用時間が⾧くなるとキャラクターの見た目が変化し、元気を失います。利用者がその状態を見て「休ませてあげないと!」と感じることで、SNS の利用時間を減らす効果も期待できます。
次に、このアプリのビジネスモデルについて説明します。アプリ開発・運営会社が主体となり、一般消費者向けにビジネスを行う企業に対して、ユーザー情報を提供します。顧客企業は、ユーザーのSNS 利用データを活用し、「次に繋がる提案」の上位検索結果に自社の情報を掲載することが可能となります。Recapper は、SNS を利用する際の「何も学んでいない」「ただ時間を無駄にしてしまった」という罪悪感を無くし、SNS とポジティブに向き合えるようになることを目標としています。SNS を「だらだら見てしまう」時間から、実りのある時間へと変えるきっかけになることを願っています。